音を奏でて移動するロボット

I-SWARM は,ドイツはカールスルー大学の Heinz Wörn 教授らによって開発の進められていたマイクロロボットだ(公式ページを見る限りでは,このプロジェクトは既に終了したものとなっている)。

I-SWARM のロボットとしての評価はさておき,上のビデオを見てまず面白いと思うのが,動作音に音程が付いていることだ。 I-SWARM の足はそれ自体がピエゾアクチュエーターになっており,それを 300Hz 程度の周期で振動させることにより移動しているらしい。その振動周期がちょうど人間の可聴域にあり,移動する方向によって周期が変化したりするので,まるで音楽を奏でているように聴こえる。

ロボット屋さんにとって,この動作方式がどの程度良いものなのかは,僕には分からない。でも「音を奏でて移動するロボット」という視点に立ってみると,これはとても面白いアイデアで,様々な発展の可能性を感じさせるものだと思う。

(via Make: Online)