動画製作装備


YouTube などの動画サイトに向けた作品を製作するのに,おすすめの装備がいくつかある。

売れ残りのDVカメラ

恐らく動画を撮影するのに最も多く使われているのは,PC用のウェブカメラ(USBカメラ)ではないかと思う。たしかにウェブカメラは非常に手軽なデバイスだけれど,フォーカスやズーム,露出などの調節が非常にしにくいという欠点がある。ちゃんとしたデジタルビデオカメラを導入すれば,これらの欠点を克服することができるけれど,いかんせん値が張るために手が出しにくい。

そんなときには,型落ちしたDVカメラを入手するのがいいかもしれない。DVカメラは IEEE1394 経由でPCに接続すれば,それだけでビデオキャプチャーデバイスとして認識してくれるため,ウェブカメラ感覚の手軽さで扱うことができる。それでいて,ビデオカメラとしてのスペックを十分に備えていてくれる(当たり前のことだけれど……)。上の写真に映っているのは,ビクターの GR-D750 だ。カメラ屋の片隅で売れ残っているのを発見して購入した。二万円程度だったと記憶している。

安物の三脚

三脚は安物でもあった方がいい。上の写真に映っているのは,某カメラ屋で売っていた三脚の中で最も安かったもの。たしか三千円ぐらいだったと思う。やわな作りなので屋外で使うには不安があるけれど,家の中で使うぶんにはこれで十分だと思う。

手頃な照明

これは個人的な趣味だけれど,被写体を蛍光灯で一様に照らしてしまうのはあまり好きじゃない。本格的なスポットライトでなくても,上の写真にあるようなインテリア用スポットライトやクリップライトを導入するだけで,柔らかくて局所的なライティングを使うことができるようになる。これらのライトは雑貨屋などで二千円程度で入手することができる。

高くも安くもない映像編集ソフト

映像を編集するのに Windows ムービーメーカーiMovie などのOS付属ソフトを使っている人は非常に多いと思う。確かに多くの場合はそれでも十分なのだけれど,少しお金を出して映像編集ソフトを導入すると,とても幸せになれる。OS付属ソフトとは比べ物にならないくらい編集がしやすいからだ。

今のところ Windows の場合におすすめなのは Vegas Movie Studio の Platinum Edition だ。編集が非常に軽快で,標準的なエフェクト類とエンコーダーを備えていて,価格的には高過ぎず安過ぎず……と言ったところ。無料試用版があるので,まずはそれを試してみるのがいいと思う。