趣味と仕事とブログ

フリーランスになってからいちばん意外だったのは、ブログを書く余裕が無くなってしまったことかもしれない。特に最近は、なんだか知らないけれど徐々に忙しさが増してきていて、Twitter上に断片的な呟き事を綴るのが精一杯という状態が続いていた。

会社勤めの頃は、仕事と趣味の切り分けは比較的明確なものだった。たとえ同じようなプログラミングの話題を扱っていても、会社でやっていることは仕事、家でやっていることは趣味、という風に切り分けて、なるべく両者が混ざらないように気をつけていた。

フリーになるとそこの線引きは曖昧になりがちだ。今までは「これはあくまでも趣味」と割り切っていたものでも、「これはもしかしたら仕事になるかもしれない」という気持ちが沸き上がってきて、趣味なんだか仕事なんだか分からないモードへと移行してしまう。

そのせいで、今まで「趣味の出力装置」として使っていたブログへと送るネタが無くなってしまった。趣味としても仕事としても未消化のネタが、どこにも出力されることなく、僕の中に密かにプールされ続けている。

ただ、だからと言って「趣味・仕事の曖昧さ」について改善を行うべきかというと、そうとも限らないと僕は考える。それよりも、ブログを趣味としてではなく、仕事の一部として捉え、定期的に出力を行う努力をするべきなのかもしれないと考え始めている。