水野式作曲メソッド解体新書

水野式 作曲メソッド解体新書

水野式 作曲メソッド解体新書

作曲という作業は,経験に基づいた細かな法則の積み上げによって形作ることができる。本書であれば,それはまず大まかに「スケール」「コードプログレッション」「ベースパターン」「リズム」の4つに分けることができる。そしてその4つのカテゴリーのそれぞれが,非常に細かな法則の群を包含している。著者は,その法則群をとにかく列挙していくというかたちで,自らの持つ知識体系を読者に提示しようとしている。

……と,そんなところかな。ともかくそれより前に,まず思ったのは,「水野式音楽理論解体新書」の方を先に読むべきだったのかも,ということ。本書の中にも「詳しくは音楽理論解体新書を参照してください」という記述が何回か登場する。ううむ,そうならそうと,買う前に分かるようにしておいて欲しかった……。