3軸加速度センサーモジュール

http://farm4.static.flickr.com/3543/3832066153_70d5f4a8c7.jpg

秋月電子 - 3軸加速度センサモジュール KXM52-1050

KXM52-1050 は Kionix 社製の3軸加速度センサーだ。秋月電子では,このチップをモジュール化して販売している。動作に必要となるコンデンサ類は基板の背面に実装されており,ピンのピッチも一般的な 2.54mm に変換されている。値段もお手頃(千円で販売)で,電子工作では非常に使いやすいモジュールとなっている。

Arduino と組み合わせて使うには,まずスペックシートの解説に従って電源とグランドを接続する。あとは,モジュールの出力をアナログ入力ピンへ接続し,その値を読み取るだけでよい。

水平に配置した状態では,Z軸方向に重力加速度が検出される。

http://farm3.static.flickr.com/2473/3832839472_1259e6bfb7_m.jpghttp://farm3.static.flickr.com/2673/3832842886_02df2ebb99_m.jpg

これを任意の方向に傾けると,傾きに応じて重力加速度のかかる軸が変化する。

http://farm3.static.flickr.com/2617/3832839744_fe8480569b_m.jpghttp://farm3.static.flickr.com/2545/3832842966_80eccf8e93_m.jpg

http://farm3.static.flickr.com/2550/3832839982_dd9f0234a5_m.jpghttp://farm4.static.flickr.com/3532/3832843030_36e59f1cd7_m.jpg

この変化を使用して,デバイスの姿勢を求めることができる。ただ,加速度には重力加速度だけでなく,デバイスの動きも含まれてしまう。動きの激しいものを扱う場合は,ジャイロの方が有利かもしれない。

ジャイロも同じようにモジュール化された製品が秋月電子で販売されている。こちらも 1,200 円と非常に入手しやすい価格に設定されている。

秋月電子 - 圧電振動ジャイロモジュール

ジャイロは加速度センサーとは違って角速度を取得する方式のため,相対的な姿勢の変化は把握できるが,絶対的な姿勢を求めることができない。

今回は Power Glove に内蔵させるのが目的のため,姿勢と同時に動きの情報も得ることができる加速度センサーの方を利用してみようと思う。いずれジャイロの方も使い勝手を試してみたい。