コメント機能のアウトソーシング
ちょっと昔の話になるのだけれど、"Programming in the 21st Century"のJames Hague氏が、自身のブログにコメント機能を付けない理由について、こんな言い訳をしていた。
まあ、本当の理由は違うのだけれど、この「コメントはアウトソーシングしてしまう」という発想自体は、ちょっと面白いと思った。
多くの個人ブログにおいて、話題の議論はブログのコメント欄よりも外部のソーシャル系サイト(Twitterやはてなブックマーク等)で盛り上がるという傾向があるように思える。それならば、最初からコメント機能など付けずに、外部サイトへ「アウトソーシング」してしまえばいいんじゃないだろうか。
そこで、こんな感じのテストページを作ってみた。
ブログのコメントをTwitterにアウトソーシングするテスト
コメント機能は付けずにtweetボタンを置く。tweetボタンを押すと、当該記事へのリンクとGUID的なハッシュタグが自動的に付加される。ブログ上ではそのGUIDを検索することにより言及ツイートを表示することができる。
この方式にはいくつかの弱点がある。まずTwitterのアカウントが無いとコメントできないということ。それと、ツイート検索が完全ではないということだ。
試しにテスト用に用意したアカウントでもツイートしてみたのだけれど、ツイート検索ではこれを拾ってくれなかった。どうやら、活発ではないアカウントのツイートに関してはインデクスされない仕組みになっているようだ。