Minecraftで遊ぶ

最近わりと話題のインディーゲームMinecraftをプレイしている。YouTubeで何気に見かけたSeaNannersの実況動画がきっかけだった。このひとの実況はMinecraftの面白さをよく伝えていると思う。興味はあるけど時間が無い、って場合は、とりあえずこの動画のシリーズを見ておくといいかもしれない。

紹介記事などではインディーゲームとしての特異性に注目されることが多いのだけれど、実際にはわりとゲームゲームしたゲームだと思う。個人的には、「不思議なダンジョン」を箱庭ゲームにした上で、MMORPG的な途方の無さを与えたような、そんな感じのゲームだと考えている。

プレイしていてふと思ったのは、Gumonjiの目指していたものって、こういうのなのかもしれないな、ということ。プロシージャルに生成されたワールドは、単純化されたシミュレーションによって動いている。砂を掘れば砂山が崩れ、堰を切れば水が溢れ、ちょっとした不注意が火事を起こしたりする。プレイヤーは土を盛って塹壕を作ったり、粘土を焼いてレンガを作ったり、ダイナマイトで山を爆破したりして、ワールドのありようを制御し、自分のものにしていく。それが楽しい。それに飽きたら、また別のワールドに行って、今度は違うやり方でワールドを自分のものにする。

そんな感じのゲームです。

Adobe Digital Publishing Suiteビデオチュートリアル

Adobe InDesign CS5を中心とした電子書籍ソリューションであるDigital Publishing Suiteについて、簡単なビデオチュートリアルを作成してみました。諸事情あって作ったデモなのですが、ついでなのでYouTubeにアップしておこうかと。個人的には、これを使って日本語の出版物を作った場合に、どんな感じの見た目になるのかなというのに興味があったりします。

ゲームエンジンUnity

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最近、仕事9割、趣味1割ぐらいの気持ちで、Unityに触れている。

UnityはiPhoneゲームなどでよく使われているゲームエンジンだ。個人的にはGame Blenderに近いものがあるかなと思う。3Dシーン上に配置されたオブジェクトに対して、各種のコンポーネントスクリプトを組み込んでいくと挙動が構築され、それが最終的にはゲームになる、って感じだ。

Game Blenderは元がCGツールということもあって複雑過ぎるきらいがあったのだけれど、Unityはゲーム専用に特化して設計されており、それでいてまとめ方のセンスもいい。

プログラマー向けの技術的な情報については、Blurstの中の人によるこちらの解説が参考になると思う。

Unityの基盤となっている技術は、.NETフレームワークオープンソース版代替物であるMonoプラットフォームだ。Unityは表向きJavascriptによるスクリプティングを採用していることになっているけれど、実態としてはXNA上でJScript .NETを使っているようなものだと言えるかもしれない。

Unityは、中規模以上のプロダクトの制作に耐えうるものかどうか判らないけれど、少なくとも小規模のプロダクトを組むにはこれ以上無いというぐらい便利なゲームエンジンだ。しばらくの間、楽しい付き合いになりそうだと思っている。

KORG iMS-20 for iPad

昨日、KORG iMS-20 for iPadがリリースされました。このアプリではテンプレートパターン(Ambient Template)とデモ曲の制作に関わらせていただきました。デモ曲の方はアプリに内蔵のデータではなくSoundCloudにアップしてあります。ぜひダウンロードして聴いてみてください。

……とサラっと書きましたが、このアプリのウリのひとつに、SoundCloudとの連携があります。単にアプリから出力されたオーディオデータをSoundCloud上で共有するだけでなく、シーケンスデータの共有も行えるようになっています(楽曲に対しての添付データのような扱いでやりとりされるようです)。

個人的にここは驚きのポイントで、作り終えた結果をSoundCloud上でやりとりするだけでなく、シンセの使い方や音作りのノウハウも含めた深い部分での共有を可能にしています。これはSoundCloudの新しい可能性を切り拓くものかもしれないな、と思いました。

他のアプリでもこういったフィーチャーが実装されると面白いだろうなと思います。まずはiMS-20で盛り上がるといいですね。

Adobe CS5を使ってWIRED Magazine for iPad的なものを作る

最近、仕事半分趣味半分で手を出しているのが、Adobe電子書籍ソリューションDigital Publishing Suiteだ。

最近までDigital Publishing Platformという名前でリリースが予定されていたのだけれど、先日のAdobe MAX 2010において、Digital Publishing Suiteに改名の上で正式なリリースが発表された。

Digital Publishing Suite(以下DPS)は、簡単に言ってしまえばWIRED Magazine for iPadを制作するのに使われたソリューションを一般に公開したものだ。WIREDアプリに触れたことのある人なら「あんな感じのアプリ」と言えば分かると思うけれど、あんな感じのアプリをCS5上で制作することが可能になる。

実際にリリースされたツール(Adobe Labsから無料でダウンロード可能)を使って、一通り手順を試してみた。まずはAdobe InDesignを使って書籍の中身を作る。必要なファイルを揃え終えたら、Digital Content Bundlerを使ってissueファイルへ変換する。変換に成功したら、iPadAdobe Digital Content Preview Toolをインストールし、iTunesのファイル共有経由でissueファイルを流しこむ。これで完了。

今回Adobe Labsで公開されたツールで出来るのはここまでだけれど、DPSのプレリリース・プログラムに参加すれば、WIREDアプリのような単体アプリへの変換まで可能になるらしい。実際にいくつかの書籍(雑誌)がリリースされており、ギャラリーでこれをチェックすることができる。

こんな感じで、CS5を使った手軽な電子書籍制作を可能にするDigital Publishing Suiteだけれど、制作までは手軽としても、実際にパブリッシングするのはあまり手軽ではない。DPSのProfessional Editionへの登録には月に$699の固定料金と出版物毎の追加料金が課せられる。残念ながら一般の個人作家が月に7万円近くの固定費を持続的に負担できるとは思えない。恐らく中間に出版社や専門業者を挟んだ形でのやりとりになるのだろうと思う。

それはともかくとして、プレリリース期間中は無料で試用できるとのことなので、興味のある人は今のうちに一度挑戦してみるといいかもしれない。

ブログを書かねば

ブログを書かなきゃいけない――みたいな事を自分で言っておきながら、まったくブログを書かない日々を送っていました。どうやら僕は音楽関係の仕事が入ると、まったく他の事ができなくなってしまう性分のようで……

ひとまず、ここ最近あったことを思い出してみたいと思います。

microSAMPLER追加サンプルパック

KORG microSAMPLER - NEW PCMデータ追加でmicroSAMPLERをパワーアップさせよう

http://www.youtube.com/v/S95Z1QSkIas

KORGの鍵盤サンプラーmicroSAMPLERの追加サンプルパックの制作に参加しました。他にはジェットダイスケさんやYasushi.Kさんが参加しています。こういう風に制作者毎の個性が強く出るのもサンプラーの面白さかもしれません。同時にKORGさん制作のサンプルパックも多数公開されていますので、microSAMPLERを持っている方はぜひこの機会にパワーアップを図ってみて欲しいと思います。

LAOXインストアイベント

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LOiDレーベル、KORGと合同で、秋葉原LAOX MUSIC VOXにてインストアイベントを開催しました。ゲストにRuchiくんとmryatくんを招いてトークなどしつつ、ELECTRIBE講座的なこともやってしまおう、という内容のイベントでした。会場のセットアップが素晴らしく(流石は楽器屋さんです)感動しました。願ってもなかなか出来ることではない、貴重な体験をさせていただいたと思います。

LOiDレーベルイベント

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季節外れの台風が迫る10/30、渋谷はAMATE-RAXIにてLOiDレーベルの初イベントに参加してきました。前日まで色々と機材をセットアップしていたのですが、台風の接近を考慮して軽装備に切り替えるというアクシデントもありました。しかし、イベント自体はとても熱く盛り上がり、僕も楽しく参加することができました。

その他

あとは、リミックスCDに参加したり、技術書の執筆に参加したり、いくつかの締切りをこなしているのですが、結果がお届けできるのはもう少し先になりそうです。今はまた新しい仕事に仕掛り中で、こちらは久しぶりに純粋なゲーム制作の内容になりそうです。