KORG Kaossilator Pro プレビュー

先日,電脳空間カウボーイズポッドキャストにお邪魔してきた。というのも,この回はコルグの坂巻氏をお迎えして,発売前のKaossilator Proを触らせてもらうとのこと。この機会を逃してなるものかと,僕も収録に参加させて頂くことにした。

上の動画は,その時の坂巻氏の解説からハイライト・シーンを抜き出してまとめたもの。フル版はシン石丸さんがアップしているので,詳しく観てみたいという方はそちらを是非どうぞ。

Kaossilator Proに実際に触れてみての感想は,これが非常に多機能・高クオリティな製品であるということ。その場にいた皆が口々に「予想してたよりも良かったかも……」と言い残していたのが印象的だった。

ハードウェアが置き換わり,操作できる要素が増えた分,機能も相応に増やされているのだけれど,増やされたそれぞれの機能が,上手く互いに衝突することなく組み上げられている。ちょっと小難しい言い方をすれば「機能の直交性が高い」ということかもしれない。奏者がそれぞれの機能を組み合わせて使うことによって,様々な演奏技法の生まれる可能性が秘められている。

例えば,上の動画でも出てくる「イレース操作を使ってゲートエフェクトを作る」なんてのも,そういった演奏技法のひとつだ。ある機能はひとつの目的のためだけに存在するわけではない。その裏にどんな使い方が隠されているのか,それを探し見つけ出していくことも,この楽器の楽しみ方のひとつだと思う。