Arduino Shield: ミーティングコスト時計

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「シールド」とは

Arduino では「シールド」と呼ばれる類の拡張基板が用いられることがある。「シールド」とは Arduino のピンソケットと同じ位置にピンを持つ基板のことで,これを Arduino に挿して接続することによって, Arduino の機能を様々に拡張することができる。

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スイッチサイエンスでは,このシールドを自作するための「バニラ」シールドを販売している。これは,シールドの規格に合わせて設計されたユニバーサル基板の一種だ。これを使えば,様々な拡張回路を簡単に自作することができる。

この「シールドの自作」が,実際にやってみると独特の面白さを持っていることが分かる。限られたスペースの中に機能を詰め込むための工夫が面白い,というのがまずあるし,シールドを入れ換えるだけで Arduino の機能を様々に変化させることができる,という点も面白い。まるでファミコンのカセットを入れ換えるような感覚だ(実際には入れ換えるだけでなく,プログラムの書き換えも行わないといけないのだけれど)。

ミーティングコスト時計

シールド製作の練習として,「ミーティングコスト時計」なるものを作ってみた。詳細は Google Code の方に公開してある。こういった小ネタを実装するには, Arduino シールドは非常にいいプラットフォームだと思う。

以下は「ミーティングコスト時計」の紹介文より。

あなたがもし IT 業界に従事するサラリーマンだとして,実りの無いミーティングに何時間も付き合わされた経験,ありませんか? それがもし少人数のミーティングならば,あなた個人の時間が無駄にされたという怒りだけで済むかもしれません。しかし,それがもし大人数のミーティングだったとすれば,それは金額を伴う問題となります。恐らくそのミーティングにおいては,少なからぬ額の人件費が発生しているはずなのです。

この「ミーティングコスト時計」は,ミーティングにおいて発生しているコストを計測するツールです。タクシーのメーターの要領で,時間の経過とともに増えゆくコストを計測することができます。

時間の大切さを認識するためのツールとして,あるいは,コスト意識を身につけるためのツールとして,はては,意味の無いミーティングをやたらと開催したがる上司・同僚への嫌がらせとして ―― 様々な用途にご利用ください。

※これはジョークツールです。このツールを実際に使用したことによって,人間関係が壊れたり,社内での立場が危うくなったりしたとしても,当方で責任を負う事はできません。ご注意下さい。