2009-01-01から1年間の記事一覧

Change blindness - 変化の見落とし

Change blindness (変化の見落とし;変化盲)と呼ばれる現象に関する実験。実験に参加する人々は,受付で同意書にサインするよう求められるが,その同意書を渡す人物と,その後に実験の説明書を渡す人物は,瞬間的に入れ替わっている。違う顔,違う髪型,違…

CD-ROM ドライブの独創的な使用方法

The Daily WTF: Open Sesame ある日のエマニュエル氏の職場の出来事。ドアのオートロックが故障してしまった。どうやらカードキーの読み取りがうまくいかなくなってしまったらしく,内側からは開けられるけれど,外側からは開けることができないという状態に…

中央値の物理的な説明

statpics - A Pearl: a Balanced Median Necklace数学の概念を説明するのに,物理的な「たとえ」を使うことが,たまにあると思う。例えば平均値の概念は,上の図の (a) のように「物理的なバランスが取れる点」として説明することができる。数直線を棒とし,…

Impromptu: Scheme ベースのライブコーディング環境

Impromptu は Andrew Sorensen 氏によって作成されたライブコーディング環境だ。言語としては Scheme をベースとしており,それに映像や音楽を扱うためのライブラリ群と,リアルタイムにコードを記述し実行するためのエディット環境が統合されている。実際に…

いろいろ更新

radiumsoftware.com 更新 もう何年も放置していた radiumsoftware.com のトップページを更新。コンテンツと呼べるものは,ほとんど他のサイト上に移動しているので,ここはトップページのみという位置付けに変更した。 プロフィール更新 プロフィールを更新…

SynthGlove

以前から続けていたパワーグローブの楽器化の試みについて,ようやく一通りの作業を終えることができた。とりあえずこれを使って何か演奏してみよう,と思って撮ったのが上のビデオ。左側は指の曲げをパラメーターとして使うモードで,左側は指の曲げをトリ…

bit.ly のカスタムネーム設定

今回の SynthGlove のデモビデオでは, Google Code プロジェクトページの URL を表記する際に bit.ly の短縮 URL を使用している。ビデオを見て長い URL を書き写すのは手間だろうと考えたからだ(本来の URL は "http://code.google.com/p/denkitribe/wiki…

Arduino と Processing の連携

Arduino スケッチの動作確認を行うには,シリアルモニターを使うのが最も一般的な方法だと思う。シリアルモニターを使えば数値や文字列などの情報を, Arduino から PC へと手軽に出力することができる。ただ,時には単なる数値や文字列ではなくて,グラフな…

SynthGlove ハードウェア実装

ひとまずハードウェア側の実装は完了した。これまで別個に検証を進めていた,指の曲げセンサーの取得,キーパッドの取得,加速度センサー,等々を一枚の基板の上にまとめてある。キーパッドの取得にはシフトレジスタ(写真手前に見えるIC)を介すことによ…

パワーグローブのキーパッド改造

パワーグローブの改造を続けている。グローブ部分の使い方についてはだいたい見当がついたので,今はキーパッド部分の改造に着手している。キーパッド部分を分解すると(単にネジ止めされているだけなので簡単に分解できる),下の写真のように基板が出てく…

KORG 秋の新製品

Magazine | Rock oN Company - 演奏する楽しさがテーマ!2009年秋のKORG新製品発表会!9/3 に行われたという KORG の新製品発表会のレポートが Rock oN のブログに上げられている。これが非常にユニークな製品ばかりで,まだ詳細な情報は公開されていないに…

音を奏でて移動するロボット

I-SWARM は,ドイツはカールスルー大学の Heinz Wörn 教授らによって開発の進められていたマイクロロボットだ(公式ページを見る限りでは,このプロジェクトは既に終了したものとなっている)。I-SWARM のロボットとしての評価はさておき,上のビデオを見て…

KLab 勉強会 #5

たけいひでゆきさんのご紹介で KLab 勉強会 #5 に参加してきました。今回はハードウェア方面の話題が中心とのことで,個人的に現在興味を持っている分野と重なる部分が多く,とても興味深い内容の勉強会だった。特に 3D プリンターを使ったラピッド・プロト…

CEDEC 2009

以前は「3日間全部行く!」と豪語していたのですが,諸事情あって2日目だけ行くことになりました。日和ってしまった……自腹で CEDEC に行くのは初めてのことだと思う。2日目の基調講演は富野監督。氏がゲームについて言及する機会は少ないと思うので,一体…

NESynth 記事

ASCII.jp -「勢いだけで作った」チップチューンなiPhoneアプリチョイ役的にインタビューに参加してきました。こうして見てみると,案外マジメなアプリに見えるから不思議。実際には,かなり狂気のオーラに包まれたアプリだと思います。

天下一カウボーイ大会

第参回天下一カウボーイ大会に参加してきました。2日目の180ロデオの部では,ちょこっと出演なぞもしました。とにかく楽しく刺激的なイベントだったです。上の写真は,イベント後に開催された alty party でのおみやげ。なにげに Bio_100% の新作だそう…

ピエゾ素子による衝撃検出

前の LED マトリクスを使った水面エフェクトの例では,シールドに対して与えられた衝撃を検出するのにピエゾ素子を使用している。上の写真にあるピエゾ素子は千石電商で販売されていたもので,店頭では「圧電スピーカー」として扱われていた。通常,圧電スピ…

LED マトリクスでのグラデーション表現

前の実装では,ダイナミック点灯を利用することによって画素毎の輝度調整を可能にした。ただし,4段階程度しか表現できないうえ,目に分かるフリッカーが生じてしまっていた。これにいくつかの改良を加えたところ,8段階の表現が可能になり,そのうえフリ…

パワーリレーのカチカチ音

純粋に興味からオムロンのパワーリレー G2R-1-E を千石電商で購入した。これは 100V 電源などのスイッチングを行うための部品なのだけれど,単にカチカチとスイッチの切り替わる様子が面白いかもしれないと思い試してみることにした。とりあえずリズミックに…

MAX7219 による LED 制御

Arduino から LED マトリクスを制御する最も簡単な方法は, MAXIM 社の LED ドライバー MAX7219 を使用する方法だ。 Arduino playground の LEDMatrix の項にノウハウやソースコードがたくさん載せられている。ここにある Matrix ライブラリやLEDControl ラ…

8x8 LED マトリクス

現在,秋月電子で赤色 LED の 8x8 マトリクスが 100 円で販売されている。在庫限りの特売品とのことなのだけれど,これはかなりお買い得の品だと思う。色々と使いでがあるし,なにより,見た目にかわいいところがいい。剥き出しの LED よりも柔らかな質感が…

3軸加速度センサーモジュール

秋月電子 - 3軸加速度センサモジュール KXM52-1050KXM52-1050 は Kionix 社製の3軸加速度センサーだ。秋月電子では,このチップをモジュール化して販売している。動作に必要となるコンデンサ類は基板の背面に実装されており,ピンのピッチも一般的な 2.54m…

Power Glove を楽器にする

Arduino を使用した Power Glove の改造を試してみている。上の映像はその試作品の使用風景を録画したもの(相当やかましい音が出るので注意!)。指の曲げを MIDI の Control Change メッセージに変換して PC 側へ送信している。こんな単純な改造でも案外に…

Arduino Shield: ミーティングコスト時計

「シールド」とは Arduino では「シールド」と呼ばれる類の拡張基板が用いられることがある。「シールド」とは Arduino のピンソケットと同じ位置にピンを持つ基板のことで,これを Arduino に挿して接続することによって, Arduino の機能を様々に拡張する…

Making of Post I.T. Shooter

YouTube - Making of Post I.T. Shooter"Post I.T. Shooter" は, Crayon Physics Deluxe で有名な Kloonigames こと Petri Purho 氏による,付箋紙をテーマにしたシューティングゲーム。「お題に沿ったゲームを七日間以内に作る」という Experimental Gamep…

2009年版ハイプサイクルまとめ

Advertising Lab: Hype Cycle 2009: Augmented Reality, 3D TV on the Rise ガートナーによる新興技術ハイプサイクルの2009年版レポートがリリースされた。詳しい内容はお金を払わないと読めないけれど,グラフになんとなく目を通すだけでも面白い。現時…

NESynth for iPhone

NewForestar - NESynth NESynth (NEシンセ)は8ビットゲーム機のサウンドを再現したバーチャルシンセサイザーだ。いわゆるチップチューンサウンドを iPhone 上で手軽に楽しむことができる。シーケンサーなどは搭載されていないものの,その割り切りがむ…

BQLSI STAR LASER

PROCYON STUDIO - BQLSI STAR LASER 佐野電磁さんがディレクション,光田康典さんがプロデュースの iPhone アプリ。往年の LSI ゲームを iPhone 上で再現した,その年代の人には堪らないゲーム。ゲーム音楽界の巨匠2人が集まって,なぜ LSI ゲームを……とい…

Electribe イベント終了

早稲田・茶箱での Electribe イベントが終了しました。来て頂いた方々,ありがとうございます。本当に楽しいイベントでした。何よりも出演者の皆さんの Electribe の使いこなしのレベルが非常に高く,それが茶箱の音響設備と組み合わされたときに生まれるポ…

自作シーケンサー: Suckerfish

Google Code - denkitribe: Suckerfish自作シーケンサーの資料(回路図など)を Google Code 上で公開しました。ちなみに,この手の記事を Google Code のプロジェクトホスティングを使って公開するというスタイルは Tinker.it のマネ。 Google Code の Wiki…